回復へ向けた一歩

カウンセリング

信頼できる病院

うつの治療は、医師と看護師だけで行うのではありませんし、適した治療を受けたいと考えるのはごく自然なことでもあります。病院の選択が間違っているのかもしれない、こうした場合にはセカンドオピニオンも有効打ですが、スタッフの構成に着目するのもよいでしょう。例えばの話、精神科の専門病院であれば、精神保険福祉士、作業療法士、心理カウンセラーが携わっています。基準とすべきは、治療のその後までも考えて選択することです。医師からうつの診断を受け、治療を開始し、回復してきたら社会復帰に向けての準備が必要になります。その際は、心理カウンセラーによる心理療法にバトンタッチして、社会復帰へ向けて前進する方法をとります。多様な選択肢のある病院の方が、本人の希望に合わせて柔軟に対応してくれるはずです。もしも、患者がうつの治療を拒むならば、家族が病院を探すことになります。その際の基準となるのは、家族が自信を持てるよいアドバイスが得られる医師を探すというものです。電話をかけた時の最初のやりとりで、ここなら信頼できるという直感のようなものが感じられるだけでもよいのです。医師によって、うつの診断が確定したら、最初に行う治療は休養と服薬です。症状が重い場合には、病院で休養をとることを最優先しますし、最近では、治療に専念できるように、専門病棟を設ける病院が増えています。その後、医師の指示によって、薬物療法を行いますが、主に使われる薬物は、抗うつ薬と睡眠薬、抗不安薬です。症状や副作用の出方も1人1人で違うので、その出方を見ながら、医師が薬の量や種類を調整します。この時、メリットだけでないリスク、いわゆる副作用についても、患者に分かり易く説明することが義務付けられています。加えて、主治医との面談も治療の1つになっています。ある程度回復してきてからの流れとしては、精神科医と心理カウンセラーがチームを組んで、対人関係療法や認知行動療法などが行われます。うつは、この三大療法を中心に主治医の指示のもとで適切に継続すれば、だんだんとよくなっていく病気です。主治医ときめ細かくコミュニケーションをとり、地道に続けていくことが一般的な流れになっています。